日本一の星空の村 長野県阿智村にある昼神温泉郷にある、温泉旅館 湯多利の里伊那華とお宿山翡翠。36年になる温泉旅館が取り組んだSNS戦略で徹底したのは「リアルタイムの情報配信」。冬の時期、車でいらっしゃる方々にとって大切な情報は積雪情報。夜の間に降った雪の情報などをいち早く公式Xや公式Instagramで発信することで、お客様への重要な情報伝達をリアルタイムに届けることを大切にしていました。そんな旅館のSNS戦略を担当させていただき4年半が過ぎました。

この4年半のSNS戦略の実績や運用をご紹介いたします。

伊那華様：当時（2019年）SNSのことがわからないまま若手社員がSNS運用をしていくれていました。SNSは重要だという認識はありましたがどのように運用したら良いかわからない、どう投稿したらお客様に届いていくのかがわからない中、SNS運用のノウハウを持ったアットファンズ・マーケティングさんにご相談させていただきました。アットファンズさんは女性が多く活躍されていて、旅館のお客様も女性の方が多かったのでぜひ女性の視点でSNS運用をしていただきたいと思い運用をお願いしました。

ー運用開始させていただいた当初はX（当時Twitter）アカウントがあり、投稿は実施されていましたが、写真が斜めだったりぼやけていたりと、写真の質が低い投稿が多く旅館のブランドにも改善が必要だなといった状況でした。
このタイミングで、Xだけではなく他のSNSにも挑戦していきたいということで、旅館のイベントや内部、景色などを綺麗に訴求することができるInstagramのアカウントを新たに解説し運用スタートさせていただきました。
特にInstagramでは、女性の方に興味を持っていただけるような投稿を作っていくことを意識していました。

伊那華様：Instagramは始めてで何が何だかわからなかったのですが、運用方針を示していただいたり、運用計画を出していただき、運用イメージを持つことができました。また新たに、インフルエンサー施策も実行していただきました。

ー今後、伊那華のお客様層を広げ、学生旅行や女子会などでも利用してもらいたいというご要望もありました。伊那華では季節にはさくらんぼ狩り、冬には星空ナイトツアーなど、若い女性にもご満足いただけるような企画も多く実施されていました。
そこで、インフルエンサー施策をご提案させていただき、インフルエンサーの方に旅館に宿泊していただいたり、星空ツアーに行っていただいたりと、伊那華の魅力をInstagramで発信していきました。
投稿への反応もあり、InstagramのDMでもお問い合わせをいただくなど多くの反響をいただくことができました。

伊那華様：もう4年以上も運用を続けていただいています。投稿回数を減らした今でも投稿に対するいいねやコメントは一定数ついています。

ー運用を開始させていただき、約4年半がすぎました。当時は週1回＋キャンペーン施策などの運用をしていたため、フォロワーも徐々に増えてきていました。
ここ1年は投稿は月2〜3回程度ですが、それでもなお投稿に対する反応は衰えず、SNS経由で予約のお問い合わせも入っています。
この4年半で、インプレッション（表示回数）合計は295,914回になり、1投稿あたりのエンゲージメント率平均12.1％と非常に高い数値を推移しています。
その秘訣は、投稿を止めずに継続運用をすることです。初動は投稿頻度やキャンペーン、インフルエンサーPRなどの施策は重要ですが、ある程度アカウントパワーがついてくると、投稿を止めさえしなければインプレッションは伸び続けます。投稿に対する反響も必ずついてきます。
ぜひSNS運用は長期的に考え運用していただきたいと考えています。

伊那華様：アットファンズさんとも長い付き合いになりました。長期的、かつ安定的に投稿を作っていただき本当に助かっています。SNSは写真の質や文章の作り方も非常に重要だなと感じています。
SNS投稿用の写真もアットファンズさんが撮影してくれたので、素材確保の安心感も非常に大きかったです。
SNS運用は旅館業にとっては切っても切り離せないツールとなっているのでぜひ今後もよろしくお願いします。